ひかりの成長も、日々目に見えるカタチですくすくと進んでいる。
産声を上げてから、まだたった半年。
寝転ぶだけが当たり前だったあの日々はどこに行った?
誰から教わる事もなく、自然に、ただ自分が生き抜く為に成長を遂げるその様子は、
いつだって神秘的だ。
まずは、ふにゃふにゃで柔らかかった首が、頭を支える為にしっかりと座った。
次に、自分で体勢を変えれる様に、寝返りがうてる様になった。
そして今は、いよいよ次の成長に。
自分の力で行動出来る様になる為の初期段階、
『ずりばい』で、家の中をちょろちょろと動き始める様になった。
「そろそろずりばいで動き出しそうやね〜。」と言っていた最中、
目をやると寝室からひかりが顔を出していた。
目に入るおもちゃや、気になる物へ目掛け、一生懸命ほふく前進。
中でも、やっぱり少しでも近くで寄り添いたいのは、
大好きなお姉ちゃん、つむぎの隣。
懸命に、ゆっくりゆっくり進んで、
寝転ぶつむぎの近くに到着。
後ろから、「お姉ちゃん!」と声が聞こえそうな笑顔で手を伸ばす。
「お〜、ひかり!よく来たね!」
そう言ってもらいたかったはずなのに、
伸ばした手がつむぎの髪を引っ張ってしまい、
つむぎは大泣き。
つむぎもひかりの事が大好きだから、
怒らずに、涙を流し、ひかりに背を向けてグッと我慢。
こういった状況でも、姉妹の仲の良さが感じられるのは嬉しい。
次はお座りで、それからハイハイで動く様になるのか。
そうか。
これからも常に、『今』のムスメたちの姿を毎日しっかり目に焼き付けておとかないと、
この子たちの親でいれるワタシにとって、これ以上ない後悔をする事になるだろう。
夕食時、近所のお祭りの花火の音が聞こえた。
外に出て、家族で打ち上がる花火を眺めた。
この何気ない1分1秒を、出来る限り、ワタシは忘れたくない。
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