昨日書いた通り、案の定、今朝の我が家には嵐が吹き荒れた。
『明日保育園に行くかどうか、明日の事は明日考えよう』
以前からワタシとそう約束しているから、昨夜は特に保育園については話してこなかったが、今朝になりツマの「保育園の準備するよ」のひと言で、大荒れになった。
「保育園行かないーっ!!今日もお休みするーっ!!」
ワタシはコーヒーを飲みながら少し様子を伺っていると、つむぎは何かをひらめいたかのようにツマの元へ駆け寄った。
「明日の事は、明日考えてみようよ!!」
飲んでたコーヒーを吹き出すかと思った。
今日の、いや、これからの出来事を、つむぎはまるで明日の事の様に話し始めた。
なかなかやるな。
思っている事、考えている事、感じている事を『言葉』に出来るようになってきたつむぎは強い。
先日、「よしお兄さん」に会いに行く為に会場の住宅展示場に行った時の話し。
広い敷地内には、ゴーカートやロードトレインなど子ども連れでも楽しめる環境が充実しているが、その日は小雨がパラついていた。
イベントも終わった帰り際、当然つむぎは乗りたがっている。
スタッフは立っていたものの、ゴーカートにはビニールが被せられてあった。
ロードトレインは人を乗せて走っていたが、雨が本降りになる前に車まで戻りたかったので、「また青空の時に来よう」とだけ伝えてその場を去る事に。
その日の夜。
ツマがひかりを寝かしつける為に寝室へ行った後、つむぎとワタシが2人きりになるタイミングを見計らったかの様に、つむぎの逆襲は始まった。
「だって雨が降ってビニール被せとったやろ?」
「でも、お店の人おったやろ?」
「まあ、そうやけど、ビニールが被せてあっ…」
「お店の人に聞いてみらな分からんやろっ!!」
食い気味で怒鳴られた。
つむぎの逆襲は続く。
「なら電車(ロードトレイン)は?」
「つむ、大きな声出さんで聞いてね。雨が降ってたからそれで風邪をひいて欲しくなかったけんよ。」
「ほかの人は?」
「ん?」
「ほかの人は乗ってたでしょっ!!」
また怒鳴られた。
〈大人になってもこんなに怒られる事があるんだ〉ってくらい、30分程これの繰り返しで怒られた。
しかも、言ってる事が的外れじゃないから困ったもんだ。
その日は散々怒鳴って気が済んだのか、その後は眠りについてくれた。
そして、昨日は晴れた休日。
「また青空の時に来よう」
ワタシが言ったこの言葉を覚えていたつむぎは、
「青空になったよ!おうち屋さん(住宅展示場)行こう!」と言い出した。
遊び場ではなく、そこはあくまでも住宅展示場。
家を買う予定もないから、
「あそこは家を買う人が行く所よ。家を買うにはお金が要るとよ」と、言い聞かせた。
つむぎは黙って自分の財布を持って来ては、またワタシに怒鳴った。
「ほら、つむのお金が2枚もあるでしょ!!」
100円玉と、10円玉。
110円。
「それじゃ家は買えんとよ…」
言葉を得たつむぎとの会話はとてつもなく面白い。
以前通っていた知育教室で、『言葉の発達が少し遅い』と言われた事があった。
療育も提案してもらったが、親の目から見てそれを必要としなかった。
確かに周りに比べて少し遅いのかもしれない。
それでも、ゆっくりでも成長しているのは確か。
ワタシも口喧嘩には多少自信があったが、そんなワタシを今ではこれでもかってくらい説教する程になった。
もし療育をさせていて、更に口達者になったらと思うとゾッとする。
むしろ、急にこんなに怒られるなら、もっとゆっくりでお願いしたいくらいだ。
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