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子育て

愛しくも危険な夜。

きよいちの誕生以降、家族揃って寝るのには手狭になってきた我が家の寝室。

ワタシが朝1番最初に起きることもあって、今はワタシひとり別室で寝ている。

そんな中、昨夜はつむぎがもぞもぞとワタシの布団に入ってきた。

 

『パパと一緒に寝る!』

 

なんという愛おしいひと言。

これまでも何回か、こうやってワタシの布団に入ってきたことはある。

だが、毎回眠る直前になると自分の布団へ戻って行ってばかりだった。

 

〈今日も寝る前になったら戻るだろう〉

 

そう思いながら、ワタシはつむぎの背中を「トントン」と叩き始めた。

その後、寝かしつけたのか寝かしつけられたのか。

気がつくとワタシもすっかり眠ってしまっていた。

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『あ痛っ!』

 

夜中の1時。

ワタシはつむぎからの激しい蹴りで目が覚めた。

昨夜のつむぎは寝室に戻ることなく、ワタシの布団で眠っていた。

ワタシはすぐに寝直そうと試みるが、それを妨げるようにように転がるつむぎ。

〈本当に寝てる??〉

そう疑いたくなるような器用な寝相。

ギリギリ空いていたスペースに体を小さくしながら再度眠りにつくも…

 

『あ痛っ!』

 

3時。

次は渾身の体当たり。

つむぎからの無言の『じゃま』というメッセージを受け取ったワタシ。

〈ならば、せめて頭だけでも…〉

体は完全に布団からはみ出し、枕も取られていたから頭だけを一応布団の上へ。(当然かけ布団も占領され済)

仕方ない。

これでもう少し寝よ…

 

『あ痛っ!』

 

4時。

何か分からないが、とりあえず痛かった攻撃をくらう。

かすかに置いていた頭ですら許されなかった。

寝ることを諦めたワタシは、もうそのまま起床して少し早めのウォーキングへ。

 

『パパと一緒に寝る!』

この言葉は心から愛おしいんだが、寝相の悪さには危険が多く潜んでいた。

朝方、つむぎは何事もなかったように寝室へ戻り再度夢の中へ。

寝室を覗くと、『お姉ちゃんが居なかったスペースをフルに使っていました!』そう言わんばかりに、ひかりも真横になってのびのびと眠っていた。

まあ、寝ている時までこうやって元気なことは結構なんだが…

パパは今、非常に眠たい。

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サノパパ
ご覧いただきありがとうございます。 福岡より、ツマとムスメとムスコとワタシの、毎日『予定通りではない』日常を綴っています。子育ての楽しさを共感していただけたら嬉しいです。 長女 : つむぎ 次女 : ひかり 長男 : きよいち - パパはタノシイ -
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