つむぎは小さい頃から体がムチムチしていたが、その勢いは今なお衰えていない。
身長も高くなって見た目の丸みは少しなくなたけど、やはりやや大きめ系女子。
3歳の頃に5歳と間違われていたくらい。
調べてみると、4歳になったばかりの女の子の平均体重は『約15kg』らしい。
ほう。
なるほどね。
約15kgか。
つむぎのプロフィールを簡単に。
身長『約100cm』
体重『約19kg』
『チーム太り気味』に所属。
趣味『美味しいものを食べる』
以上。
大きく育った原因は「食欲」の二文字に全て詰まっている。
とは言っても、よく食べて元気に育ってくれているから、つむぎに関しては何も心配はしていないけど、心配しなければいけない事がもっと他にあった。
保育園に通園用の、自転車の空気が減るスピードが明らかに早くなった。
まだ買って1年。
自転車側の劣化とは思えない。
これは確実に、乗る側がかける自転車への負担が多くなった。
すまん、パパチャリ。
(普通のママチャリだけど、ワタシしか乗らないからパパチャリ)
今日も朝は出発前に空気入れ。
「自転車お腹すいたと?」
つむぎが聞いてきた。
子どものこういった表現は、何か心をほぐされる気持ちになる。
「そう、お腹すいたみたい」
ワタシが空気入れを持って来て準備すると、つむぎは続けた。
「ご飯あげると?」
この会話だけで心が柔軟になる。
「そうよ〜。いくよ〜」
そう言って空気を入れようとすると、「つむがしたい!」と元気よくワタシから空気入れを取り、一生懸命自転車に朝食を与えていた。
「空気入れるの重たいし無理だろうな〜」
そう思っていたが、ここで平均を大きく上回ったつむぎの体重が活かされた。
グッと体重をかけて、空気を押し込む。
これを繰り返し、見事に自転車の空腹は満たされていった。
「今もぐもぐって食べようと?お腹いっぱいって?」
キラキラした目で聞いてきたこの表現が、やっぱり可愛くて仕方なかった。
「そうよ。つむぎありがとう、ごちそうさまだって」
そう言うと、満腹になった自転車に乗り、つむぎとワタシは保育園に向かった。
子ども独特の表現に癒され、気分の良い1日の始まりとなった。
仕事を終え、夜はムスメたちが寝る前に「おままごと」が開始。
「ちょっと待ってね1時間かかるから」
つむぎはこう言いながら、おもちゃの鍋でスイカを煮込んでいた。
片手には別のおもちゃを握って、何やら調味料を加える仕草。
「醤油でしょ、酒でしょ、砂糖でしょ、小麦粉でしょ、ハイボールでしょ」
ん?
ハイボール?
聞き直したけど、「うん、ハイボール」と。
間違いないらしい。
こうして、ハイボール入りのじっくり煮込まれたスイカが完成した。
(つむぎの中では煮込んだ時間は1時間)
大人の常識にはないこの発想が、すごく羨ましいよ。
【papalife パパライフ ブログ パパが子育てを楽しむ】