先週見学に行かせてもらった『恋バナナ』を育てている鶴田農園。
『ここのバナナを取り扱わせてほしいから今度は社長にバナナジュースを飲んでもらおう!』
そう意気込んで農園を後にしてから1週間。
本日、再度鶴田農園へ。
どんぐり屋には以前いただいた研究中の恋バナナがある。
いわゆる『傷モノ』といわれて商品にはならなかったバナナを知り合った方から譲ってもらっていた。
傷モノとは言えこれまでの練習と研究ではかなり美味しいジュースが出来ていた。
『美味しい』と言わせる自信はあった。
朝イチでどんぐり屋へ向かいバナナと牛乳とミキサー等を持っていざ出陣!
夜勤明けのツマと合流し農園到着。
『おはようございます!早速ですがジュースを作らせてもらいます!』
気合い十分で調理開始!
バナナのグラム数も牛乳の分量も間違いなし!
『どうぞ!恋バナナを使ったバナナジュース!お飲みください!』
…
………
………………
……………………
『甘くないね』
!!!!!!
うっそーん!
ズッコケるかと思った。
すぐにツマもワタシも飲んでみたが、確かに今まで作ってきたものとは全く違う。
甘くない。
同じ環境で追熟させて同じ環境で保存してきたバナナ。
何が違ったかをよくよく考えてみると
今回使ったバナナだけ奇形だった。
双子のように2本が1本にくっついているバナナ。
ネットで調べてみると『食べる分には味に変化はない』と書かれていたが、食べるのとジュースに使うのでは全く違ってくる。
本来なら『もっちり食感』も特徴な恋バナナ。
毎回恋バナナを使ってジュースを作っている時、この『もっちり感』がジューサーからカップに注ぐ段階で感じられていた。
だが今回はその『もっちり感』も感じられず確かに違和感はあった。
「同じバナナだし」、「香りは同じだし」と思って使ったがそれが違っていたようだ。
ジュースを作る時は中の様子が分からないから基本音を聞きながら中の様子を判断する。
今日のバナナはなんか上手く表現できないが、実が詰まってないような感じの音。
『ガガガッ!』ってなるところが『シャシャシャッ!』みたいな。
後々振り返ればこう思えるが、その時は違和感はあっても何も疑いを持たなかった。
ワタシの憶測だが、1本のバナナにギュッと実と糖度が詰まっているのが特徴の恋バナナの場合、双子状態だと他と同じように甘味が行き渡らないか、追熟させる時に違いが出てくるんだと思っている。
詳しい数値までは出していないから言い切れないが、食べる分ではそこまでの違いが出なくても、追熟して甘さを引き出してから使うジュースの場合はこの違いがハッキリとするのではないかと。
いただいたバナナはどれも美味しく出来上がったのに今回のバナナだけ味が違ったから、考えられるのはこの奇形で育ったからとしか考えられないのが正直。
でもワタシは『双子だから量も多くてラッキー♪』くらいで使ったがこれが大ハズレ。
『今まで作ってきたものと比べて確かに味が違います…』
素直にそう答えてその後いろいろ話させてもらったが、結局話しは良い方向に転がってくれた。
多分だけど、ミキサーやら一式持ち込んでその場でジュースを作ってバナナを取り扱わせて欲しいって交渉した人はこれまでいないんじゃないかと思う。
今回出したジュースの味はイマイチでも、ワタシたちが恋バナナに対して本気なのが伝わったんだと思う。
最終的にはツマとワタシが『これくらいでお願いします』と考えていた条件よりもかなり良い条件で取引をさせてもらえるようになった。
行動あるのみ。
でした。
前回言葉だけであれこれお話しさせてもらった時よりも今日の方が展開が早かった気がする。
社長!
正式に取り扱わせてもらえるようになった以上、しっかり恋バナナを活かしていきます!
そして
今度またバナナジュースもリベンジしに行きます!
現在出荷待ちで、順調にいけば10月末頃からどんぐり屋で無農薬の国産バナナが飲めます!
“1房”ではなく”1本”600円のバナナを贅沢に使います!
いつも食べ慣れているバナナとは全く味が違います!
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