「あなたの趣味は何ですか?」
もし今、このような質問をされたとしたら、「早く仕事を切り上げて、早く保育園にムスメを迎えに行く事」そう答えるだろう。
つむぎは保育園に行く事自体は嫌いではなさそうだけど、自分だけが別の場所でその日を過ごす事に対しての違和感や戸惑いは未だに見てて感じる。
保育園まで見送るのはワタシが一緒に行くが、迎えに行くのはその時間帯ワタシが仕事の為、ツマにお願いしている。
たまーに、ワタシが迎えに行ける時と言えば、仕事の調整が利いて早く迎えに行ける時。
その時のつむぎの喜び様と言えば、絵に描いたようなハシャギっぷり。
教室の前で待つワタシに向かって一直線で抱きついてくる。
ギューと抱きしめながら、〈絶対またすぐ迎えに来る〉と心に誓って、すぐにスケジュールとにらめっこをし、次いつ迎えに行けそうかを考えるのが楽しみ。
最近読んだ本で心に留まった言葉が、「初めは慣れない物事でも、それを続けて”習慣”にする。」
この言葉を受けて、ワタシは朝の運動を取り入れ、これを”習慣”にする事にした。
何故、朝の運動を取り入れる事にしたかと言うと、単純にその後の作業効率がものすごく良くなるのが一番の理由。
科学的にも、仕事や勉強前の運動は、新しい脳細胞を作り記憶力を高めたり、頭が柔らかくなり集中力が高まるらしい。
更に、脳内にでドーパミンの分泌が促されることで、やる気が増すらしい。
実際に、朝の運動を取り入れてからすごく調子がいい。
翌朝運動をする為に、前日の夜はお酒を飲む量もほどほどにするよう管理し、出来るだけ早く寝る事を心掛けている。
全ては作業の生産性を上げて、仕事の時間を短縮し、早く保育園につむぎを迎えに行く為。
朝、保育園まで自転車での道中「今日は誰が迎えに来る?」と良く質問される。
「パパが迎えに行くよー!」を待っているのが伝わってくるから、いつも切ない。
今日はツマが夕方迎えに来るまで、ずっと門のそばで立っていたらしい。
どうにか喜ばせようと仕事に取り組んだ今日のワタシの脳は、驚くほど冴えていた。
「明日は早めに迎えに行けそう」そう確信出来るくらいまで仕事を終わらせると、「きっとつむぎは喜ぶぞー」という思いで急いで家に帰った。
家に着くなり、ワタシが口を開くよりも先につむぎが「パパにお菓子作ったよ」と。
とっても美味しそうなバナナマフィンを手に持って見せてくれた。
喜ばせるはずが、先に喜ばされてしまった。
世界一美味しいバナナマフィン。
何度も、何度もお礼を言って頭を撫でた。
「明日はパパが早めに迎えに行くよ。」
そう伝えると、つむぎは大喜び。
喜んだつむぎは、喜びの勢いでひかりに絵本を読み始めた。
『はじめてのおつかい』
ツマもつむぎもワタシも大好きな絵本。
でも、ちょっとひかりには早かったみたい。
その後、ワタシが絵本を1冊だけ読み、ムスメたちは寝る時間になった。
「早く家に帰りたい」そう思ってくれる事は、細かい話しは抜きにすると、親としてはやっぱり嬉しい。
今朝の運動時、公園で会ったご老人に「子どもを幸せにする為に、まずは夫婦が仲良く幸せでいなさい。」と、言われた言葉が頭に残っていた。
『帰りたい』
そう思ってもらえるこの居場所を、ツマとワタシが笑顔で守り続けよう。
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