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子育て

サプライズ旅行の結果は如何に。

結論、大成功と言っていい今年のサプライズ大分旅行。

体調万全という事もあり、正直ディズニー旅行よりも楽しんでいるようだった。

その顔が見たい一心でツマと話しを進めていたから、本当に大満足。

出発日、急に保育園が休みになったつむぎは「今日は何する?」とワクワクしながら聞いてきた。

ワタシは仕事場で少しする作業があった為「パパの仕事までついて来てくれる?」と、あくまでもいつも通り。

「うん!」という元気のいい返事とともに、皆んなで車に乗り出発。

つむぎは何かを疑う事もなく、ワタシは仕事へ。

15時までに出ればチェックインには間に合うから、それに合わせて合流。

ワタシは運転席に乗り込むなり「つむ、今日は今から行きたいところある?」と尋ねた。

「ゆめタウン」(ショッピングモール)

何とも我が家らしい庶民的回答。

「そっかー。ゆめタウンか」と言いながら、そのまま車を高速道路の方へ発進。

入り口付近の着き、「普通の道路で行く?高速道路で行く?」と聞いて、まずは軽く匂わせる。

高速道路を使って出かける時は、決まって遠くまで出かけるのを覚えているつむぎは当然「高速道路!」と答える。

「分かった。なら高速道路で行こう」

この時点で、近所のショッピングモールは頭から消えている様子。

目を光らせるつむぎに更に「今日は家でお風呂入る?温泉に入る?」と、少しずつ期待させる。

当然、答えは「温泉!」

ここから一気にネタバラシ。

「そっか。なら温泉入った後はどうしようか?家に帰る?お泊りする?」

「お泊りする!」

「皆んなで一緒にご飯食べて一緒に寝る?」

「する!」

「ならどこにお泊りしようか?」

「んー、旅館!」

「なら旅館行こか!」

「…わーい!!やったーっ!!」

絵に描いたような万歳で喜んでいた。

いつも通り近所で遊ぶと思っていたつむぎは、さっきまで「眠たい」と言いながら椅子を倒して横になっていたのに、椅子を元に戻し目を輝かせていた。

一応おでこを触ったが熱もない。

元気いっぱいで大分へ。

暖冬の今年の紅葉は、山の上の方は色付いて綺麗だったが、これから紅葉が下がってくるといった感じで、徐々に色が変わっている様子だった。

ちなみに紅葉を見慣れた旅館の女将さん曰く、「色付いてしまった時よりも、今の色付き始めた今の方が綺麗ですよ」と、深い意見をいただけたから、これはこれで成功。

「つむの仕事は、色が変わってる葉っぱとススキを見つけた時に皆んなに教える事ね」

ワタシがそう言うと、張り切って窓の外を眺めながら「赤の葉っぱあったよー!」と教えてくれた。

そうこうしているうちに、今年は9月にも来たし、毎年お祝いにも来るお馴染みの旅館【ゆのもと荘】へ。

念願の旅館に喜びが隠しきれないつむぎはひかりに抱擁。

毎年決まってワタシは着いてすぐにビールを飲むが、今年はまた一段と美味しかった。

行動範囲は畳の上の数メートル。

ブランコもなければ滑り台もない。

ただただ笑いながら話しをしただけ。

つむぎの溢れる喜びが伝わってきて、ツマもひかりもワタシも笑顔が止まらなかった。

(ワタシの髪型はご愛嬌)

つむぎが望んだ通り、一緒にお風呂に入り、一緒にご飯を食べて、後は一緒に寝るだけだけど、その前にもうひとサプライズ。

事前に旅館にお願いをして、少し早い誕生日ケーキの登場。

ずっと笑顔のつむぎ。

もうすぐ4歳になるのか。

「まだ4歳」なんだけど、やっぱり「もう4歳」に感じてしまう。

元気でいてくれてありがとう。

ケーキも食べ終わり、ワタシもビールから地酒の日本酒に変わったところで宴会開始。

部屋の鍵をマイク代わりに、干されたタオルの後ろでつむぎのワンマンショー。

おかあさんといっしょの10月の歌「てとてとパタン」を元気よく熱唱。

「上手!」とムスメに拍手を送りながら飲む酒もまた美味。

旅行に行く度に意外な一面を見せるひかりも、つむぎの歌に合わせて大はしゃぎで遊び回っていた。

その光景が幸せだった。

「パパありがとう」と言われる度に、「どういたしまして」ではなく、「こちらこそありがとう」としか、返事が思い浮かばなかった。

いよいよ寝る時間。

布団に4人で横並びで寝転ぶと、「皆んなで寝んね楽しいね」と。

子どもの喜びはやはり子どもからしか学べない。

家族一緒に

これが今のこの子にとってどれだけ意味のある事なのか。

一方的な「親が考えたプレゼント」では、決して気づく事が出来なかった事を、つむぎのリクエスト『一緒にご飯を食べて、一緒に寝る』では、それを気づかせてくれた。

興奮しているのか、なかなか寝付けないつむぎが「水を飲みたい」と起き上がった。

自動販売機は旅館を出てすぐ。

「一緒に散歩して行く?」と聞くと喜んでついて来たから、2人で外まで散歩へ。

外は暗いからつむぎを抱っこして、ワタシは転ばないように足元ばかり見て歩いていると「パパ、見て!星がたくさんあるよ!」と言ってきた。

山の上にある旅館で、昨夜は雲もなく、澄んだ空気の中で見える星の数に驚いた。

毎年来ているのに、夜空を見上げる習慣がなかった為にこんな絶景を見逃していた。

遊びまわって疲れて眠っているひかりはそのままそっと寝かせ、ツマを呼びしばらく星空を眺めた。

こんな景色に出会わせてくれて「ありがとう」

夜風に当たってワタシも目が覚めたのでビールを買いに行こうとすると、つむぎも手を握ってついて来た。

なんだろう。

抱っこをしながら星空を見上げるこれも、ビールを買いに行くだけで急いで手を握って来るこれも、気がつくとあっという間に過去の話しになるんだろう。

それが成長で、それで当たり前なんだけど、なんだろうこの気持ちは。

部屋に戻り、さっきまでケーキに刺さっていた「4」のローソクを見ながら、沸いてくる言葉にはない感情を、ワタシは黙ってビールで流し込んだ。

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朝5時。

浮かれたムスメたちは変なテンションで起きてきた。

朝からはしゃぎ回るムスメたちに「もう少し寝よう!もう少し寝よう!」と説得し、6時前に二度寝。

結局、ムスメたちは7時半からの朝食時には起きる事が出来ず。

つむぎは目は開いているが体が布団から離れない様で、ひかりは爆睡中。

「子どもっぽくていいな」と思って2人を見ながら、ワタシは味噌汁を口にした。

ようやく起きたムスメたちに朝食を食べさせ、つむぎの希望で朝からもう一度温泉に浸かってから宿を後にした。

山道を車で走ると、紅葉まではもう少しだったけどススキがとても綺麗だった。

毎年つむぎを抱えて写真を撮っている場所で、今年は初めてひかりと同じ様に撮れた。

嬉しい。

今年はズシンと両手に。

この重みが幸せの重みだ。

嬉しい。

それから更に車を走らせ紅葉巡り。

11月だと言うのにやたらと暖かい。

昼食は地鶏をツマミにノンアルコールビールでツマと乾杯し、目的通りゆっくりと『家族の時間』を過ごせた。

今回の旅行で改めて『家族』という存在が、また今まで知らなかったワタシの中の感情の扉を次々と開いてくれた。

親になってみて、全てが想像以上な事ばかりだ。

「これからは楽しいことばかりじゃないよ」

そんな声が聞こえてきそうだけど、それは分かっている。

それは今想像している以上の事が待っているんだろうと、覚悟も出来ている。

でも不思議と自信はある。

向き合ってきた日々がそう思わせてくれる。

大丈夫。

何があってもそれを全部ひっくり返せるくらい、それ以上に楽しい事がたくさん待っている。

大丈夫。

不思議と自信はある。

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サノパパ
ご覧いただきありがとうございます。 福岡より、ツマとムスメとムスコとワタシの、毎日『予定通りではない』日常を綴っています。子育ての楽しさを共感していただけたら嬉しいです。 長女 : つむぎ 次女 : ひかり 長男 : きよいち - パパはタノシイ -
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