サプライズで計画を進めているディズニー旅行が、いよいよ来週末と迫った。
ムスメに事前に知らせると、ワクワクを通り越して熱を出すパターンが多かった為、今回はサプライズ。
サプライズにしながらも、連れて行くからには遠回しにムスメたちの「ディズニー欲」を徐々に上げとかなければならない。
最近、寝る時はツマがひかりを寝かせる為に付きっ切りなのが寂しいのか、つむぎはワタシの布団に入ってくる。
そこでいろいろと話しをするのが、どうやら楽しいらしい。
もちろん、ワタシにとっては幸せな甘えん坊で、「時間よ止まれ!」と空に向かって人差し指を掲げたいくらいの気分。
昨夜も同様に、つむぎはワタシの布団に入ってきた。
〈よし、ディズニーの前振りを少ししとこうかな〉
そう思いワタシは、
「つむ、どこか行きたいところある?」
と尋ねた。
〈分かってる。ディズニーだろ。ほら、ディズニーって言ってごらん。〉
ところが、したり顔で返事を待つワタシのこの心の声を、大きく覆すまさかの言葉が帰ってきた。
つむぎは、ぎゅっと布団の中でワタシに近づき、
「パパのところがいい」、と。
世の中のパパよ、もう一度聞いて欲しい。
「パパのところがいい」
どの職人が手がけた打ち上げ花火よりも、大きく、鮮やかな花火が何発も、何発もワタシの心の中で打ち上がった。
「ありがとう。明日もまた一緒に寝ようね」
「うん」
お互い言葉にこそしなかったけれど、「また夢の中で」そう約束を交わし眠りについた。
ところがだ、今夜つむぎの姿は我が家にはない。
あれだけ約束したのに、あれだけ花火を打ち上げたのに、つむぎは従姉妹宅へ泊まりに行ってしまった。
それも笑顔で。
でも別にいい。
別にいいんだ。
ムスメが楽しいなら、それでいい。
分かってる。
でも、なぜだろう。
今夜飲む焼酎は、やけにしょっぱい。
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