思い返しただけで、『もしも』を想像しただけで、とても恐ろしくなる経験をした。
先日、いつものように家族で夕食を食べている最中、何気なくひかりに目をやると、ひかりはのどに何かを詰まらせて苦しそうな表情をしていた。
ワタシは驚いてツマに知らせると、ツマは大急ぎでひかりの口の中に手を突っ込み中から詰まったものを取り出してくれた。
夕食で出していた唐揚げだった。
歯が生え揃ってないひかりに対しては、『噛みやすく・食べやすく』を意識して、日頃から食べ物は柔らかくしたり小さく切って食べさせたりしている。
それなのにのどに詰まってしまった。
そして、ツマもワタシもこれによって感じた一番の恐怖は
『子どもは静かに苦しむ』
ということ。
たまたまひかりの方を見たから気が付いた。
本当にたまたま。
それまでは、「いつも通り静かにご飯を食べてるんだろう」くらいに思っていた。
実際、どのくらいの時間(秒単位だとしても)を苦しんでいたかはその場にいた誰にも分からない。
『苦しい!』
そう訴えることもなく
『苦しそうな表情』
これだけを見せながら、静かに苦しんでいた。
『子どもは静かに溺れる』
夏にはこの言葉もよく耳にした。
これを聞いた時も同じ様に恐怖を感じたが、ワタシの中で注意の認識が甘かった。
『外で遊ぶ時は目を離さないように気をつけよう』
こう思っていた。
もちろんお風呂場などの水場は同様に注意しているが、基本は『外で遊ぶ時』を重要視。
家の中は目が届くし、ましてやすぐ隣で静かに苦しむなんて思ってもいなかった。
ワタシの注意不足。
すぐ隣にいたとしても、柔らかく小さくして食べさせていたとしても、注意深く見とくべきだった。
ごめん。
ひかりには苦しい思いをさせて申し訳なく思っている。
そして苦しんでいるひかりの姿を見つけた時、ワタシは驚きですぐに体を動かせなかった。
どう対処すればいいのかが、その一瞬では判断することが出来なかった。
冷静に考えれば口の中から出してあげればいいんだろうが、その場に直面するとそれがすぐに出来なかったのも反省。
日頃から、『子どもの行動は危険と隣り合わせ』という認識でいよう。
ワタシの言葉とひかりの様子に、すぐに反応して行動してくれたツマには感謝している。
ありがとう。
ひかりの口の中から唐揚げを取り出した後も体調を心配していたが
ひかりはその唐揚げをジッと見つめた後…
パクッと。
何事もなかったように、もう一度美味しそうな顔をしながら食べていた。
いろいろありますが、ひかりは元気です。
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