『ちょっと空港にでも行ってみる?』

 

大人が言うこの言葉の意味は

『ちょっと空港に飛行機でも見に行ってみる?』

くらいのもの。

だが、これが子どもの頭で翻訳されると…

 

『ちょっと空港に行って飛行機にでも乗ってみる?』

 

そう変換されたらしく、今日は出だしからプチ騒動勃発。

 

 

『きよいち〜!今から飛行機乗るんだよ!ブ〜ンって空を飛ぶんだよ!』

空港の駐車場に着くなり、意気揚々ときよいちに話しかけるつむぎ。

飛行機を見せるためだけに連れてきたつもりのツマとワタシは、顔を見合わせて困った。

〈空港に来るって、今から飛行機に乗ってどこか行くと思ったのか…〉

 

『いきなり飛行機には乗れない。今日は見にきただけ』

駐車場の車内でこれを説明すると、つむぎは見る見る涙目に。

(約束はしてないんだけど…)

2人がかりでなんとか説得し、つむぎは渋々な雰囲気で空港へ。

最後に行った福岡空港は今年の1月。

その頃はまだ至る所がリニューアル中で工事されていたが、もうすっかりキレイになっていた。

目的地の展望台へ。

つむぎはまだ浮かない表情で、空へ飛び立つ飛行機をただ見つめていた。

この表情をどう笑顔にさせようかと考えていると

途中何か吹っ切れたように、つむぎは飛び立つ飛行機に向かって叫んだ。

 

『気をつけてねー!』

 

なんと言うか、この子なりの優しさだったんだろう。

自分は乗れないけど、気をつけてね。

本音を言えば

 

『私も乗りたーい!いいなー!』

 

そう叫びたかったはず。

だがこの言葉を選んだつむぎに、すごい優しさを感じた。

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〈何かつむぎを喜ばせてあげられるものはないか…〉

広くてキレイにリニューアルされた展望台を歩き回ると、なんとリニューアル前には無かったミニ飛行機(柔らか素材)が数機設置されていた!

 

『つむー!飛行機あったよ!』

 

ワタシの言葉に笑顔で走ってきたつむぎ。

正直、一か八か。

『違う!』と言われてしまえばそれまで。

大人の目には『ミニ飛行機』でも、子どもの目にはそこそこ大きく見えたのか、つむぎは一気に明るい表情になりその『ミニ飛行機』で遊び始めた。

しばらくして急に遊びを止めたとと思ったら、ツマと行動していたひかりを大急ぎで呼びに行きそこからは2人で仲良く。

本当に2人仲良く。

それからはムスメたちの気が済むまで遊んでもらった。

ニコニコと笑う2人を見ていると、親としては言葉にできない感情に包まれる。

 

いつまでもこうやって仲良く笑っていてほしいな。

 

きよいちは初めての空港。

そして初めて間近で見る飛行機。

その空港デビューは、終始ニコニコと楽しそうにしてくれていた。

いつかこれに一緒に乗ろうね。

その後、ツマがきよいちを連れて授乳室へ。

ムスメたちは引き続き自由行動。

ワタシはカメラ片手にその様子を眺めていると

ひたすら『ミニ飛行機』でキャッキャ言いながら遊ぶつむぎに対し

 

飛行機の部品の細部の細部まで知り尽くしたベテランの飛行機好きの様な表情で

飛び立つ飛行機をジッと見つめるひかり。

 

その表情があまりにも渋すぎて…

1歳児にはまだ早い表情な気がして…

 

『ひかり!』

 

慌てて大声で呼ぶと、振り向いてくれたのはいつもの可愛いひかりでひと安心。

結局、夕方になるまでしっかりと空港で遊んだ。

 

ワタシだって大人になった今でも、空港に行くとどこかワクワクする。

きっと子どもは尚更だろう。

コロナの関係も考えつつ、近いうちに本当に飛行機に乗せてあげたいな。

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サノパパ
ご覧いただきありがとうございます。 福岡より、ツマとムスメとムスコとワタシの、毎日『予定通りではない』日常を綴っています。子育ての楽しさを共感していただけたら嬉しいです。 長女 : つむぎ 次女 : ひかり 長男 : きよいち - パパはタノシイ -