最近、これまでの生活の中でそこまで必要としていなかったことを省く兼、節約を意識している我が家。
これがすごく調子が良い。
例えば、暖かくなってきたし必要以上に車に乗って出かけるのをやめた。
目的がはっきりとしている場合は別だが、『とりあえず出かけるか…』といった感じの移動はやめた。
車での移動中はどうしても子どもたちと顔を見て話すことができない。
だから移動は散歩にして、手を繋ぎ、顔を見ながら話すようにした。
子どもたちはただ座っているだけの車内とは違い、体を動かすし、歩いていると色んな発見もある。
何より楽しそう。
それに、極力車に乗るのをやめると必要以上に買い物もしなくなった。
家には必要なものが、必要な分あるといった感じ。
まだ完全にそうではないけど、徐々に無駄が減っているのが分かる。
そういった生活を意識しているとですよ…
我が家の場合、毎回お金を出して市販のものを買う度にモヤモヤするのが…
『味噌』
前回の手作り味噌が無くなってしまい、去年末に大急ぎで仕込み直して我が家の廊下には大量の手作り味噌が眠っている最中。
目の前にこだわって作った味噌が大量に眠っているというのに…
仕方がないとは言え市販のものを買わなくちゃいけないなんて…
ツマもワタシもそんな思いを常に心に秘めていると
偶然なのか必然なのか、出会いってあるもんですね…
先日、いつも味噌作りをする時に麹を買っているお店に向かったところ、その日は定休日。
その時は味噌作りとは別の要件で行ったのだが
『どうせ買うなら美味しい味噌を買いたい』
この思いが常にあるワタシたちの目に飛び込んだ、そのお店の近所に見える『みそ』という看板の2文字。
近くに車を止めて近づいてみると、『高砂味噌』というお店らしい。
だが、敷地内に入って見渡すも味噌が売られている気配はない。
〈美味しい味噌との出会いかもしれない…このまま引き下がれるか…〉
といった思いで、人の声が聞こえてきていた扉を強めにノック！
気がついてくれるまでノック！
出てきてくれるまでノック！
するとお店の方が気がついて出てきてくれたが、聞くところ麹の販売はしているが味噌の販売はしていないらしい。
〈残念…〉
そう思いながらも、一応我々の思いを聞いてもらうと、ご丁寧に味噌作りのことを色々と教えてくれた。
その話の中で、今まで麹を買っていたお店は酒造だからお酒を作るのに向いている麹らしく、このお店の麹は味噌や甘酒に適した麹とのこと。
しかも！
このお店のレシピ通りの分量で味噌を仕込むと、麹の割合が多いからこの時期だと最短で３ヶ月で食べられる味噌が出来上がると！
３ヶ月！？
家に眠っている味噌は9月か10月頃出来上がる予定だったから、それまでは市販の味噌を買うしかないと思っていたのに…
6月末に食べられるだと！？
これはもう早速買って仕込むしかないだろう！
ということで、大豆・塩・容器・麹を買い揃え仕込み開始！
（去年末から3度目の味噌仕込み）
作る手順は今まで通りだが、今回は米麹と麦麹の合わせ味噌。
白いのが米麹で、茶っぽいのが麦麹。
今までは米麹だけを使ってきたから、初めての合わせ味噌。
素人なりに味噌と向き合ってきて、麦麹を使った味噌の方が味がまろやかで深みが出ることが分かった。
だから今回はかなり楽しみ。
ムスメたちにも手伝ってもらいながら順調に進み、最後に1番重要にしている工程を。
それは家族全員の手で触って、手にある常在菌を味噌に入れること。
これをすることで、家族の体に合った我が家だけの味噌が出来上がる。
ツマもワタシも触って、続いて子どもたちも。
つむぎ
ひかり
きよいち
ありがとう。
こうして、今日の味噌仕込みは無事に終了。
6月末に手作り味噌を食べられるなんて思ってなかった。
楽しみだな。
では、また３ヶ月後に！
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