最近、つむぎのワタシに対する『飴とムチ』の高低差がすごい。
昨夜は、「パパと一緒に寝る!一緒に布団ゴロンして!」と言ってくれていた。
言われた通り同じ布団に横になり、口いっぱいに入れてもらった甘い甘い飴を舐めながら、ワタシは気がつくとつむぎと一緒に眠っていた。
幸せを噛み締めながら眠った翌朝は目覚めが良い。
ワタシは皆んなよりも少し早めに起きてコーヒーを飲みながら、昨夜の甘い飴の味に浸っていた。
朝8時。
「おかあさんといっしょ」のオープニングテーマが流れると、ムスメたちを起こす時間。
朝、少しでもゆっくりと過ごせるように、起こす少し前に保育園の準備を済ませた。
水筒にお茶を入れ、お弁当にご飯を入れたら、食器とハンカチ、歯ブラシ、コップをリュックに入れて準備完了。
さあ整った。
いよいよ起こす為、ゆっくり寝室のドアを開けると…
「パパいやーー!!来ないでーー!!」
速攻でムチバチーン!!
ワタシが開けたドアをドーン!!
閉められた。
「うそだろ…」
ただでさえ、さっきのムチでダメージを食らってる状態で、恐る恐るもう一度ドアを開けた。
「いやーー!!開けないでーー!!パパ嫌いーー!!」
またまたムチバチーン!!
ドアドーン!!
〈つむぎよ、パパが何をしたって言うんだ〉
そう自分に問い掛け、改めてワタシがとった行動を思い返したが、保育園の準備をしただけだ。
何も嫌われるような事はしていない。
〈きっと何かの聞き間違えだろう〉
もう一度自分に言い聞かせ、さっきまでの事は無かった事にし、再び寝室のドアを開いた。
「いやーー!!あっち行ってーー!もうパパとバイバイしてもいい!!」
もうパパとバイバイしてもいい…
もうパパとバイバイ…
パパとバイバイ…
このひと言が、既にムチの痛みを感じないくらい、ワタシの意識を薄くさせていた。
ワタシはひかりに相手してもらう事でこの場を逃げ、しばらくつむぎはツマに任せた。
寝ぼけていたのか何なのか、徐々にいつも通りのつむぎに戻った。
その後、つむぎは保育園、ワタシは仕事に。
帰宅後、朝のムチから逃げるようにワタシはハイボールを飲んだ。
もちろん濃いめで。
そして今夜、また寝る前に「パパと一緒に寝る!一緒に布団ゴロンして!」と、つむぎは言った。
分からない。
この飴は甘いのか?
それとも苦いのか?
明日の朝には分かる事だが、考えたくない。
もう、ムチで叩かれたくない。
そうだ。
今夜はこのまま、酔いに酔って眠ろう。
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