ディズニー旅行前はムスメたちの体調不良等でバタバタしていて、旅行後はワタシの仕事でバタバタし、昨日は知育教室へ行った事もあって、今日は久しぶりに家族みんな元気で穏やかな休日となった。
朝8時前、「今日はどこに行くー?公園に行くー?」と言いながら、寝ているワタシにドンっとつむぎが乗っかってきて、心臓が飛び出しそうな思いで1日がスタート。
「あぁ!ちょっと待ったー!」
真顔で叫ぶワタシを見て、足元でひかりがニコニコと笑っていた。
体調は絶好調、そして家族揃って何も用事のない久しぶりの休日に遊ぶ気満々。
朝から何をこんなに期待しているかというと、先日の知育教室で同じレッスンを受けていた子が風船を持っていた。
それを見たつむぎも「風船欲しいよ〜」と言い続けたので、近所の100円ショップで風船を買ってあげたところ大喜び。
ただ膨らませて遊ぶだけで嬉しそうにしているつむぎから、「貸してごらん」と言って風船を手に取った。
プクッと膨らませて、風船の口を結んで風船の出来上がり。
まだこれしか知らないつむぎに、ワタシは風船の可能性を見せつけた。
大きく大きく膨らませて、風船の口を結ばずに手でつまんだまま、その手を高く上げてカウントダウンを始めた。
「5、4、3、2、…」
〈何!?何が始まるの!?〉
心の声が漏れて聞こえてきそうなくらい、つむぎは目を輝かせてワタシの手元を眺めて、ひかりは何も分からずにただこっちを見ている。
「1!」
その瞬間持っていた風船から手を話した。
パンパンに膨らんだ風船は、一気に抜けた空気を力に部屋中を飛び回った。
風船はフワフワと浮かんでいるものとばかり思い込んでいたつむぎは、予想もしていなかった風船の大暴走に膝から崩れ落ちる程大爆笑。
ひかりはピンと背筋を伸ばして目をつぶっていた。
ゲラゲラと笑うつむぎに、「明日公園に行って広い場所で風船しようか?」と言ったこのひと言が、朝から張り切ってる理由。
体調万全で、張り切っている時のつむぎはたくましい。
白ご飯を茶碗3杯と味噌汁をお腹に流し込み、食後はすりおろしたりんごをゆっくり食べていたひかりに見せつけるように、豪快に丸かじり。
生まれてたったの4年近く。
今のひかりの様に「はい、あーん」と言いながらスプーンでご飯を食べさせていた頃の記憶が、一瞬で頭の中を駆け巡った。
「あれからたった1、2年で、りんご丸かじりかよ…」
食後はいよいよ楽しみにしていた公園へ。
この時期が一番外遊びをするには心地いい。
遊んでいる間にツマは買い物へ行ってくれたので、何気に初めて3人での公園遊び。
ここ最近は疲れ気味の顔ばっかり見ていたから、この笑顔を見せられるとワタシの心はメラメラとやる気で燃え上がった。
風船を膨らませては飛ばし、膨らませては飛ばしを繰り返して、これでもかってくらいの爆笑をいただいた。
100円で買って10個くらい入っていた風船。
公園の広場を使うのは自由。
いつもと違った公園遊びをするのに、風船のコスパの良さには感心した。
この笑顔。
ひかりは真顔でこっちを見ていたから、「ひかりにも1個渡してあげて」と言うと。
この笑顔。
ワタシの中で『困った時に頼るオモチャ』の上位に、風船が一気にランクインした。
笑顔のムスメ2人を連れて公園で遊ぶ。
なんて気分がいいんだ。
ツマに電話して今すぐビールでも買ってきてもらいたいくらい心が弾んだ。
「滑り台でも遊びたい」
つむぎがそう言うと、「行こう行こう!遊びたい事は全部やろう!」
ワタシは浮かれた。
ひかりは手で支えながら初めての滑り台デビュー。
つい最近まで寝転がっているだけのひかりも、今は一緒に公園遊び。
最高に楽しかった。
この感情をなんて表現すればいい?
小田和正さんのあの歌が、ワタシの脳内でずっとリピートされていた。
公園デビューおめでとう。
そして、これからがもっと楽しくなる。楽しくする。
散々遊んで家に戻る頃には、2人ともぐっすり眠っていた。
起きたムスメたちを連れて、夜は実家でご飯。
家に帰り、寝る前に寝室で少し遊んでいると、つむぎが突然モジモジとワタシに向かって話しかけてきた。
「また、ディズニー行きたいな。」
今回の旅行で体調不良だったつむぎは、去年行った時と比べると、「楽しかった」や「また行きたい」などと口にする事はあまりなかった。
そこにずっと心の引っかかりを感じていたワタシは、つむぎのそのひと言が聞けて心底嬉しかった。
以前ツマと話している時、「あの子は、パパが仕事を頑張って連れて行ってくれたっていうのを感じてるから、今回は体調が悪くてあんまり楽しめなかったって言うのを遠慮してるのかも。」
そんな話しになった。
親の目から見て、いつもはふざけているけれど、周りに気を使う優しい性格をしている子。
だからこそ、「また行きたい」このひと言が聞きたかった。
本音が聞けて良かった。
ムスメたちよ、いつかこのブログを読み返す時がきたら、【親大バカ】だと言って笑ってくれ。
それだけ君たちを愛している。
それだけ君たちの笑顔が見たい。
今回はサプライズだ。
いきなり連れて行って驚かす。
帰ってからすぐに水面下でそっとツマと進めていた計画が、早くも固まってきた。
次は1月。
「え、早っ!」とでも言って笑ってくれ。
ツマもワタシも、家族で楽しむ為に、そして楽しませる為にいつだって全力だ。
「また行きたい」
このひと言を聞かせてくれてありがとう。
親バカ、動きます。
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